
竹久夢二の表紙 セノヲ楽譜「雲雀」グリンカを聴いてみたら・・・
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〜竹久夢二の表紙 セノヲ楽譜「雲雀」グリンカを聴いてみた〜
竹久夢二のセノオ楽譜のイラストの中でも人気の雲雀ちゃんなのですが、
どんな曲?と興味を持ったので紹介します。
作曲はロシアのグリンカという作曲家で、
雲雀(ひばり)は歌曲集《ペテルブルクへの別れ》の中の一曲。
ということで歌曲集なので歌詞がついています。
ネストル・クコルニク 作詞
空と大地の間に
歌は聴こえてくる
その絶えざる流れは
朗々と、朗々と響き渡る
野原でその歌を歌うのは
一体誰なのかは分からない
歌を捧げる女達の上では
ひばりが高くさえずっているのに
風は歌を届けてくれる
誰か知らないその人のところへ
届けられた人には分かるだろう
歌が誰からのものなのか!
流れ行け、私の歌よ
優しい希望の歌よ
誰かが私を思い出し
そっと溜息をついてくれるように
🐈⬛/・・・・・・・
なんて美しいピアニストでしょう!
赤いドレスも似合ってる!私もこんなドレス、一度は着てみたかった〜
ピアノも上手だけど、コンサートの入りも良さそうだな〜。
美しいピアニストのオルガ・シャプスさんは、こんなふうに語っています。
「私にとって音楽は表現能力の延長であり、言語を増幅したものです。スコアは予め与えられていますが、私は通訳です。それは演技のようなもので、台本を追っていく女優の仕事に似ています」 (オルガ・シェプス)
さて・・・
曲はしっとりとした感じで始まり、しばらくすると
右手の指が細かく速く、
トリルが雲雀の鳴く様子を表現します。
それから
右手の高音域でコロコロと転がるような音
粒を揃えて上昇下降する音列
激しく、優しく風が吹いてきて
希望と物悲しさが入り混じったような
不安定な音の波。
雲雀が男をがなぐさめるように、
うつむく彼のそばで
明るくさえずり静かに消えてゆく。
ー キョウコ