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ハイカラ美術館

「渓流」(1928)A3 / 吉田博

「渓流」(1928)A3 / 吉田博

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「渓流」 昭和3年(1928)吉田博

「画は本業であるが、その題材として、山のさまざまな風景ほど私を惹きつけるものはない。」

・・・吉田博 高山の美を語るより。

*浮世絵の時代から木版画は彫師 摺師 絵師の分業によって創作されてきました。
吉田博はより新しい表現としての木版画の可能性を求めて職人を使うならば自分自身がそれ以上でなければならないと考え、自らが彫り自らが刷った版画を完成させていました。
 
この渓流もそのひとつ。彫り終わった時には 歯がガタガタになっていたそうです。

■サイズ A3サイズ( 297×420mm) 

■紙 ;アラベール紙 200kg(233g/ m²)マット紙。
発色性、柔らかい風合いを持つ、自然な優しさの特徴を持つ。しっかりとした厚みの高級紙。耐水性。

■画面に表示される色は、実際の印刷と多少異なる場合がありますのでご了承ください。

日本製

@Haikara Art

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K.S

吉田博の渓流の3点を入手し鑑賞しています。吉田博は全く知らなかった画家・版
画家で、ハイカラ美術館で知りました。館長さんも再発見者の一人の様で、自ら現在
の印刷技法で版画を再現されています。ネットでも多くの方が知らなかった画家だと
投稿しています。特に版画によるアルプスの山々や渓谷を流れる渓流の作品には感嘆
されています。
私も部屋の壁にかけて鑑賞していますと山岳から流れ出た清流が渓谷となり時には
滝となり流れる様子が音と共に聞こえてくるようです。登山家でないとアルプスやそ
の雪解け水を流す渓谷には容易に近づけませんが、絵の中に入って山岳自然美を感じ
させるのは画家本人が自然美に感動して表現しているためであろうと思われます。
江戸時代の北斎や広重とはまた別次元の版画完成者と評価してよいのではないでし
ょうか。ハイカラ美術館で入手した川瀬巴水の作品は彼の生きた時代の風景と風物を
版画で活写していますので、現在鑑賞するとノスタルジックに感じるところがありま
す。巴水の作品は芭蕉の俳句と紀行文を鑑賞することと重なってきます。一方吉田博
は時代の風景や風物に左右されないアルプスと渓谷美を版画で残しました。いずれの
作者も理屈に左右されない無意識にある自然美への共感が表現されているので感動と
感銘を与えるのであろうと考えられます。