川瀬巴水

川瀬巴水（1883年〜1957年）は大正から昭和にかけて活躍した木版画家の一人です。

新版画と呼ばれる伝統的な木版技法の復興と復帰を目指した
美術運動を牽引してきた代表的な画家の一人として知られています。

新版画とは？

伝統的な木版技法　浮世絵から新しい時代の版画として生まれ変わった
日本の芸術です。

巴水に趣味はなんですか？と尋ねると
「旅です」と答える旅好きでした。
日本各地を旅して訪れた場所の多くの風景画を残しました。

そのため「旅情詩人」と呼ばれています。

木版画といえば
彫師、刷り師と絵師の合作になります。

巴水は絵師でありましたが、
作品全体について巴水の考えのもとに創作されました。

川瀬巴水の代表作といえば
「芝増上寺」が挙げられます

この作品は特に人気が高く、また一番多く刷られた作品です。

このパターンの絵は他にも何点もあります。

巴水の家もこの近くにあり、
日頃から親しんでいたことがわかります。