グレングールド バッハを語る

グレングールド バッハを語る

〜ハイカラ暮らし 音楽編〜 

グレングールド バッハを語る

 

グレングールド (1932〜1982)カナダのピアニスト  作曲家

グレングールドがピアノを弾きながらバッハについて話します。

私なこの動画を見て「音楽は時間芸術」の理解に近づけたかな?そんな感じがしました。

翻訳もあります。

https://www.youtube.com/watch?v=iho1yS2EPJI&list=PLMJQrM0MUvsDb8vCCiuBgPc4PIXoeZ6bB&index=1

グールドがゴールドベルク変奏曲(Goldberg Variations )を弾いた後 のところから---

 1.03.40あたりからが面白いです。

 

バッハの音楽の素晴らしさをグールドが情熱を込めて語ります。

バッハの音楽がいかに他の作曲家と違っているかについて

ピアノを弾きながら分かりやすく話してくれます。

 

 

★構造が最優先で堅固だ。

★どんな編成で演奏しても音楽が損なわれない。

★バッハは構造そのものの意味が伝わってくる作品を書こうとするタイプ。

 

 

300年前のバッハの時代の楽器は、今のものとは全く違っていました。

しかし、どの時代の楽器でも美しい音楽を奏でてきたバッハの作品。

私はそれを知ってはいましたが、

それがどれほど稀であり天才的なのかを深く考えたことがありませんでした。

 

バッハは音楽の進化の過程のなかで

楽器も変わっていく未来を見据えていたため

楽器の響きに影響されない完成された構造を

求めたのではないでしょうか。

それが多くの作曲家、音楽家たちとの歴然とした違い、特質であり

バッハを聴く人も演奏する人も魅了させ続けている

理由だと思いました。

 

私はグールドの話を聞いているうちに

バッハと吉田博の芸術が重なって見えてきました。

吉田博の木版画とバッハの音楽は

構造を最優先した芸術という共通点があります。

それは未来に生き続けるものを残すというマインドを持った

偉大な芸術家たちの共通点だと思うのです。

 

そして、グレングールドは音楽だけでなく革命的な存在として

彼のマインドは生き続けています。

 

私が吉田博の作品を

"プリントで絵画として鑑賞できるものにする"

そう思ったのは、天才的な構造の素晴らしさに魅了されたからでした。

バッハも吉田博も変化していく未来に輝き続ける芸術を残してくれました

真の芸術家たちです。

私たちは彼らの偉大な仕事のおかげで

壮大で美しもの、豊かな感情を芸術を通して触れることができます。

完成された構造にはそれに相応しいスピリットが宿る、

私はそう思いました。

                   ーキョウコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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