「吉田博のここが凄い!天才性に思う」

「吉田博のここが凄い!天才性に思う」

画家、吉田博は”絵の鬼”と言われた日本の天才画家です。
どの本でも巨匠であることが表現されています。

2021からあちこちで吉田博展も開かれましたが
私はその前2020年に福岡に観にいきました。

その時の私の感想です。

吉田博の芸術は他とは全く違っていました。
ではどこが違うの?
吉田博の凄さは何なのか・・考えてみました。

吉田博が絵が素晴らしく上手いことは言うまでもないのですが、
それがどのくらい上手いかというと、
まず一つは、絵を完成させるのがすごく早い!
海外を旅しては1日に2枚くらい完成させ、
しかも観光?もこなして、
このパワフルさは凄い。

山に登り長期滞在で臨むときも、
食事の用意や、天候に合わせたテントの準備などをしながら
その速さで描き、下山の際にはたくさんの作品を抱えて戻ってきたそうです。

吉田博は普通の人とは全く違うのです。

そのパワフルさは並外れているのでした。

あらゆる場面で不可能を可能にする開拓者です。

吉田博は日本を出たことのない画家たたちを率いてアメリカに渡り
自分の作品だけでなく、画家仲間の作品を大量に売りました。

海外は初めての画家を伴ってのことですから、
英語ができるのは吉田博だけだったと思います。
作品を売って成功させたのは吉田博ということになるでしょう。

そんな偉大な吉田博の絵に向かう時、
普通の私にも普通でない反応が起きました。

展覧会で有名な画家の絵を観るときには、心の中には何かしらの
自分の感想や感情が湧いています。
ここが好きだとか、これをどう思うかとか、何らかの考えが存在しています。

しかし吉田博の絵を前に立つと
感情も考えも何も湧いてこないのです。

ただ脳が満たされて、頭の中にジーンと音がしているだけです。
静寂の音が鳴り世界が止まったように感じるのです。

この満たされ方はなんだろう?胸が苦しいほど熱くなるのです。

そしてたくさんの作品を観終わった後、
これだけの仕事を残してくれた吉田博先生に、
世界にありがとう、
人間にありがとう、
私にありがとうと伝えたくなりました。

本物の芸術に触れられたことに 深い深い感謝が湧きます。


「この人生で吉田博の芸術を見ることができた、
偉大な愛を受け取れた。生まれてきてよかった。」

そんなふうに感じたのでした。

時を超えて人々の魂に深く染み入り、
新しい刺激として脳を愛で一杯に満たすことができる、
吉田博は本当に偉大な芸術家です。
     
              ー キョウコ

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