
”宇宙の扉” コラージュ作品を製作中です。
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人とは人のからだのことであると
さういふならば誤りであるやうに
さりとて人はからだと心であるといふならば
これも誤りであるやうに
さりとて人は心であるといふならば
また誤りであるやうに
しかればわたくしが月を月天子と称するとも
これは単なる擬人でない
ー 宮沢賢治
私たち人間の体は地球と同じ物質でできているから
地球の変化によって、私たちの環境、心と体も変わるのでしょうね。
自然とはそういうことなんだって
賢治先生のこの詩を読んで感じました。
*宮沢賢治は私の先生のような存在なので、いつの間にか賢治先生と呼ぶようになりました。
私は宮沢賢治が大好きです。
賢治先生の作品は理解できないものが多いけれど、
深く心に響き、賢治先生と同じ世界を共有している喜びがあります。
初めて読んで涙を流した詩や物語りは
また読み返しても、同じところで涙が出るのです。
魔法のような賢治先生の世界に包まれます。
賢治先生の愛した星々や銀河。
私は月や星の輝き、深い色の夜空を観察していると、
別の自分が見えてきて・・何かに気づく瞬間があります。
夜空には魔法があるようです。
誰もが愛してやまない星や銀河の宇宙を
小さな扉の絵にしました。
この作品は「月と草原の馬たち」です。
フィルムと和紙のコラージュ作品です。
夜の空の、深く透明な色をフィルムで表現し、
月や馬、草原のシルエットは和紙の柔らかな質感のレイヤーになっています。
今日は一つだけしか紹介できませんでしたが、
シリーズで作っていきます。
ビデオも作りますね!
ー キョウコ