与謝野晶子の短歌から描きました。
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やは肌の あつき血汐に ふれも見で さびしからずや 道を説く君
ー 与謝野晶子
「柔らかな肌の内に流れる熱い血潮のように
わたしの情熱に触れてみようともしないで
人生の教えを説いているあなた。 寂しくないのですか?」
若く柔らかな肌の内側に流れる血潮のように
あなたを慕う情熱が夜に放たれ
空を赤く染めていく–
そういうイメージで描きました。
キョウコ
やは肌の あつき血汐にふれも見で さびしからずや道を説く君 / 原画

「なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな」与謝野晶子
なんとなく恋しいあなたが待っているような気がして
花が咲く野原に出てみると 夕月がありました。
与謝野晶子さんの素敵な描写に魅了され絵に描きました。
私は誰もいない野原に待つ乙女心が
愛おしくなり
” すると恋しい君は私を見つけ
青い鳥の君は 空から
私の手の中へと降りてきました。"
にしました。
夕月 〜 与謝野晶子の短歌より / 原画
